雑誌 サラサーテ(78) / せきれい社

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定期雑誌【詳細情報】今月の表紙&Artist Closeupを飾るのは、ヴァイオリニストの礒絵里子です。4歳でヴァイオリンを始めた彼女、歳上の従姉妹、神谷未夏(現在、《デュオ・プリマ》を組む神谷美穂の姉)の影響が大きかったという。1歳年下の美穂とはレッスン時からずっと一緒だ。未夏の後を追うように、桐朋学園へ進学。だが高校2年生で最初の試練が来た。神経症的な原因でヴァイオリンが弾けなくなり、立ち直るのに数年を要したという。大学では故江藤俊哉に師事するも、恩師は倒れ、代役を務めた徳永二男の指導を受けた。大学を卒業すると、“憧れの存在”ダヴィッド・オイストラフの息子、イーゴリ・オイストラフに師事するためにブリュッセルへ。留学中の1997年、デビューリサイタルを開催。今年はちょうど20周年になる。それを記念して、11月に、東京・上野と長野・上田でリサイタルを自主興行する。今まであまりひとりの作曲家に拘泥しなかったが、“大好きな”ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲にトライする。また“よく弾くけど録音していない”小品を集めたCDもリリースされる。【特集】「さあ、次はクァルテット!!」 弦楽四重奏曲は名曲の宝庫だ。今では敷居が高そうだが、19世紀のヨーロッパでは、アマチュアプレーヤーのごく普通の趣味だった。やさしい曲も難しい曲もある。コンサートやCDで、プロの弦楽四重奏団の演奏を聴くのも、とても楽しい。各自のレベルに合わせて、“さあ、次はクァルテット!!”。【弾く】弾く人、弾きたい人たちへ——◯ウェールズ弦楽四重奏団の激熱(げきあつ)レッスンウェールズ弦楽四重奏団による国立音大弦楽器専攻の生徒4人のレッスン まずは上級レベル。国立音楽大学の弦楽専攻の4人。そして彼らに“激熱(げきあつ)”レッスンを用意して、手ぐすね引いて待っていたのは、今最も勢いのあるウェールズQ。課題曲はモーツァルトの中期の名作「ハイドン・セット」から、弦楽四重奏曲第14番K.387《春》。まずは、彼らの前で第1楽章を演奏。まとまったキレイな演奏だった。崎谷直人(1stVn)が口火を切る。「何が言いたいのか、全然わからない」三原久遠(2ndVn)は「コントラストが無い」「fとpの音量に差がない」と富岡廉太郎(Vc)。横溝耕一「後ろにテンションのあることを前提にして、前のフレーズをシャイにならずに弾く」とアドバイス・いずれも、ただ合わせるだけでなく、自分たちの表現を目指すため。ほんの1音でもないがしろにしない教えだった。◯岡山潔&服部芳子の「クァルテットの音」岡山潔と服部芳子 現在、東京藝術大学名誉教授であり、1960年代の学生時代から弦楽四重奏団を主宰してきた岡山潔(第1ヴァイオリン)、その人生のパートナーでもある服部芳子(第2ヴァイオリン)に、話を聞いた。 ただ4つの音を合わせれば、クァルテットの音になるか? といえば、さにあらず。 “均一性・同質性”が必要ですと岡山。 具体的には、「Vcのベースの上に3つの音を積み重ねていきます。ヴィブラートはかけません。純正律でピタッとはまるまで、それを繰り返す。 音量のバランスは「場数を踏むしかない」と2人は声を合わせた。◯山田百子(クァルテット・エクセルシオ)の「体験的選曲指南」 日本で唯一、クァルテットだけで生計を立てているクァルテット・エクセルシオ。 その第2ヴァイオリン奏者の山田百子が、学生時代からの自分のクァルテット史を紐解いて、これから弦楽四重奏曲に挑戦する人々への“選曲のヒント”を提供する。◯アマチュアもクァルテット!/弦楽四重奏きほんの【き】 ショスタコーヴィチを演奏するためだけに集まっているオーケストラ・ダスビダーニャ。 今回は、オーケストラでは顔を合わせているが、一度も弦楽四重奏を合わせたことのない4人に集まってもらった。そのうち2人はまったくクァルテットの経験が無いという。課題曲は、これを弾きたくて弦楽四重奏を始めた人も少なくないという、宮崎アニメ『天空の城ラピュタ』のテーマ曲《君をのせて》。講師はNHK交響楽団の第2ヴァイオリン・フォアシュピューラーの白井篤。彼は母校の国立音楽大学附属中学・高校でも教鞭をとっているので、わかりやすいレッスンには定評がある。およそ2時間を費やしたレッスンであったが、楽曲の解釈に触れたのは、最後の数分ほどだった。「4人は広がりすぎず座る」、「総譜(スコア)を必ず見る」、「自分の楽器の強弱を保つ」、「ボウイングを合わせる」、「お互いの音をよく聴く」・・・・・・まさに弦楽四重奏の“きほんのき”がわかりやすく説明された。白井篤とオーケストラ・ダスビダーニャの4人【聴く】興味を持ったところから聴いてみよう——◯モルゴーア・クァルテットの25年──プログレを弦楽四重奏で!!モルゴーア・クァルテットの戸澤哲夫と荒井英治 1992年、ショスタコーヴィチも弦楽四重奏曲全曲を演奏するために結成されたモルゴーアQ。 結成25周年になる彼らは、一方で、プログレッシブ・ロックの名曲を弦楽四重奏で演奏してきた。 60年代に隆盛を極めたキング・クリムゾン、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(EL&P)、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシスなどだ。創立メンバーの荒井英治(第一ヴァイオリン)がプログレファンだからなのだが、独自のポジションで、多くの音楽ファンに支持されている。◯「クァルテット、時代を生きる。」(青澤隆明)◯「クァルテット探訪」(渡辺和)上海クァルテット 今、ヨーロッパでは空前の室内楽ブームと聞く。 また、経済的発展著しいアジアの各国からも、腕っこきの弦楽四重奏団が続々輩出されている。 クァルテットに深い関心を寄せている気鋭の音楽評論家・青澤隆明、音楽ジャーナリスト・渡辺和に、“今聴くべき弦楽四重奏団”を挙げてもらった。大阪国際室内楽コンクールで優勝したアイズリ・クァルテット※その他、先日の大阪室内楽コンクールで優勝し、11月にグランプリ・コンサートのために来日するアイズリ・クァルテット、ロータス・カルテット、クァルテット・エクセルシオ、シューマン・クァルテットなどの話題も満載。★特集連動企画アキロン・クァルテット●好評連載、鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」も今号は特別に、ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲第12番《アメリカ》。読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者、鈴木康浩が、ヴィオラが大活躍する弦楽四重奏曲を取り上げ、増ページで展開する。●「cafe du 室内楽 室内楽の極意【31】」は、ボルドー国際弦楽四重奏コンクールの優勝ツアーで来日したアキロン・クァルテットにインタビュー。 同コンクールの副賞として贈られたツアーで世界の様々な都市を廻っている彼女たち。結成の経緯から、今後目指すところまでを聞いた。【特集】「ヴァイオリン エチュード&楽曲 難易度ナビ」指導・執筆の柏木真樹と森元志乃(イラスト) 創刊号で好評を得た「ヴァイオリンのメソード&エチュード」の難易度一覧表をベースに、どのテキストをどのように使ってレッスンしていくか、のノウハウを伝授。 実際の生徒にサンプルとして登場してもらい、ケーススタディとしての内容も満載。 また楽曲の難易度にも言及し、初級(1)から上級(10)までのヴァイオリンの“弾きたい”有名曲を難易度表に掲載。どこがポイントか、何が難しいかも解説します。本誌でおなじみのヴァイオリン教師・柏木真樹と森元志乃とで協力してまとめました。カラー連載「モダン・イタリーの逸品」 ロメオ・アントニアッティの弟子として修行をスタートしたフェルディナンド・ガリンベルティ。後に多くの楽器製作家を輩出したミラノのビジャッキ工房創設者、アンドロ・ビジャッキのもとで働いた。 元来職人肌で、頑固なガリベルディは1920年代に独立。今号で紹介するのは、1932年製作モデルのヴァイオリンだ。カラーSTAGE PICK UP 7月上旬に昨年竣工したロームシアター京都を舞台に、二度目が開催された「ローム ミュージック フェスティバル2017」。この音楽祭ならではのアンサンブルで優れた演奏が続出した。 三浦文彰が、モーツァルトとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾き振りした。モーツァルトでは珍しくないが、ヴァイオリン協奏曲の王者ともいわれるベートーヴェンで弾き振りに度胸で挑んだ。父君の三浦章宏がコンサートマスターとしてサポートした。アーティスト・インタビュー 本誌のレッスン記事でおなじみのハビブ・カヤレイを父に持つ、ロロンス・カヤレイ(Vn)。ナクソスからニコライ・メトネル、ジョルジ・カトワールといった隠れた名曲のCDをリリースしている。 現代ドイツを代表するチェリストであり、ベルリン芸術大学教授であるイェンス=ペーター・マインツは、かつて“トリオ・フォントネ”メンバーであり、ルツェルン祝祭管弦楽団のメンバーでもある。10月に今年三度目の来日をする彼に話を聞いた。らにノルウェーのフォルデで行われるフォルデ・フェスティバルの様子を掲載する。・・・他。・版型:A4変・総ページ数:143・JANコード:4910041831074・出版年月日:2017/10/01【島村管理コード:15120191214】