江戸にラクダがやって来た 日本人と異国・自国の形象 [ 川添 裕 ]

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日本人と異国・自国の形象 川添 裕 岩波書店エドニラクダガヤッテキタ カワゾエ ユウ 発行年月:2022年09月21日 予約締切日:2022年08月10日 ページ数:374p サイズ:単行本 ISBN:9784000223126 第1章 江戸にラクダがやって来た(江戸はラクダで大騒ぎ/長崎舶来から江戸に至るまで ほか)/第2章 舶来動物と見世物(動物舶来の歴史/舶来動物の見世物 ほか)/第3章 開国期における異国・自国の形象(異国船はやって来る/ペリー来航と日米のレプリゼンテーション ほか)/第4章 日本人になってみる、日本をやってみるー身体が形象するジャポニスム(日本人になってみる/日本をやってみるー「茶店・茶屋」と「茶屋の娘たち」 ほか)/第5章 横浜が売る「ニッポン」ーサムライ商会を中心に(サムライ商会の「ニッポン」/野村洋三をめぐる人びとー獅子文六、そして新渡戸稲造と鈴木大拙 ほか) 文政四(一八二一)年、二頭のヒトコブラクダ(雄雌番い)がオランダ船で長崎にやって来た。やがて長崎商人を経て興行者の手に渡り、以後十年以上、ラクダは見世物となって全国各地を巡業することとなる。江戸時代の人びとにとって、ラクダとの出会いは衝撃的な事件であり、江戸では空前のロングラン興行となるなど各地で熱狂を呼んだ。その様子はさまざまな随筆や記録に綴られ、絵画資料(浮世絵、摺物、肉筆画、絵本、絵番付、長崎絵)も多数残されている。落語や歌舞伎、戯作、詩歌の題材となり、民間伝承も生まれるなど当時の文化に大きな影響を与えた。人びとはラクダを通して、どのように「異国・異文化・異界」を理解しイメージし、自国文化に投影していったのかー著者は数多くの文献・資料を読み解きながら、日本人の異国・自国の形象認識を丹念に明らかにしていく。表題作ほか長年の研究成果の集大成である。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史