「神話」を近現代に問う (アジア遊学 217) [ 植朗子 ]

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アジア遊学 217 植朗子 南郷晃子 勉誠出版シンワヲキンゲンダイニトウ ウエ アキコ ナンゴウ コウコ 発行年月:2018年04月30日 予約締切日:2018年04月14日 ページ数:256p サイズ:全集・双書 ISBN:9784585226833 1 「神話」の「誕生」ー「近代」と神話学(十九世紀ドイツ民間伝承における「神話」の世俗化と神話学/神話と学問史ーグリム兄弟とボルテ/ポリーフカのメルヒェン注釈/“史”から“話”へー日本神話学の夜明け ほか)/2 近代「神話」の展開ー「ネイション」と神話を問い直す(願わくは、この試みが広く世に認められんことをー十八〜十九世紀転換期ドイツにおけるフォルク概念と北欧・アジア神話研究/「伝説」と「メルヒェン」にみる「神話」ードイツ神話学派のジャンル定義を通して/近代以降における中国神話の研究史概観ー一八四〇年代から一九三〇年代を中心に ほか)/3 「神話」の今日的意義ー回帰、継承、生成(初発としての「神話」ー日本文学史の政治性/神話的物語等の教育利用ーオーストラリアのシティズンシップ教育教材の分析を通して/詩人ジャン・コクトーの自己神話形成ー映画による分身の増幅 ほか) 近代以降の神話は、それ自体が単に固有の宗教的伝統や民族性を語る重要性を持つのみならず、あらたに創作される文学の淵源として、つねに今日的な語りと関連づけて参照され、地域・時代に限定されない(あるいは、意図的に限定された)意義を持ちうる概念へと発展していった。整備され、「神話体系」からこぼれ落ちたり、意図してこれに対抗的に利用されたり、「ネイション」の神話と同時に重層的に信じられていたりしたような、広義の「神話」が持つ社会的意義を、その成立過程・創作過程から改めて評価する。 本 人文・思想・社会 宗教・倫理 宗教学