ビークワ87号は『世界のフタマタクワガタ大特集?』です。 39号以来12年ぶりとなるフタマタクワガタの特集で、大図鑑では前回はまだ未記載だった2亜種と多様な交雑標本を多数掲載し、解説もパワーアップ！ フタマタクワガタの最新情報を知るにはなくてはならない1冊であることは間違いありません。 巻頭特集にちなんだ飼育記事として、フタマタクワガタ3種のレコードホルダーであり飼育レコード審査員としても大活躍の五月女氏にお願いし、各種フタマタクワガタの詳細な飼育方法を執筆していただきました。 おおまかに大陸系とインドネシア系に分け、産卵木や菌糸の種類による飼育の注意点など、ひとつひとつに大きな飼育のヒントが散りばめられている必見の飼育記事です。 また、安部氏の連載「隙間産業的飼育」でも今回はパリーフタマタを取りあげていただき、野澤氏の「虫のためなら、どこへでも！」もマレーシア採集記（後編）にてパリーフタマタが登場します。 お見逃しなく！ 毎年恒例の「ゼロからはじめる巨大オオクワガタの育て方」は、昨年のオオクワガタ飼育レコードを獲得された奈良氏にお願いしました。 今回は基礎知識編ですが、初心者の方だけでなく、93.2の飼育ノウハウを少しでも取り入れたいと願う人達にとっては一文字も見逃せない内容となっています。 そして、「待ってました！」の声も高い前号からの連載「ホペイの世界」は、もはや「品種」と言っても過言ではない野外では現れない体型に度肝を抜かれた方も多かったようで、今回ご紹介する数々の個体にもきっと驚きと羨望の念を抱くことでしょう。 形状へのこだわりが極限に達するとこういう世界になるのかもしれません。 毎年4月号での発表となっている「カブトレコード」は、大型5種、チビ3種の更新。 今回ヘラクレスは1亜種のみでしたが、ゾウカブトは大型2種が更新されました。 とにかくデカいゾウカブトは、ただ載っているだけなのに無言の圧力を感じるほどの存在感です。 最後に新連載2本をご紹介しましょう。 1本目は「たえたそちゃんねる（裏）」。 もうタイトルを見ただけでなにかわかりそうなものですが、歌手としてもYouTuberとしても活躍中のたえたそさんにYouTubeの裏側というか後日談的暴露話を語っていただく企画です。 本編動画を見ていただいたあとに読めば、おもしろさ2倍！ 2本目はオオクワガタで数々の企画を立てられてきたプロデューサー・チョネ氏によるオオクワガタ新企画、「同条件で飼育してどのくらい結果がバラけるのか検証してみよう！」です。 これはもうタイトルが紹介になっておりますが、詳細は本編をご覧になってください。 陽気が暖かくなり、いよいよ虫活本番！ これから夏に向けて、ビークワ87号でもう一段上の飼育・採集を目指しましょう！