タイ カチュー 水草 コンパクト整理かご 蓋付き レクタングル S/M/L 3サイズ

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こちらはタイ語で「カチュー」と呼ばれる沼地周辺に自生する草で編まれたかごです。茎の部分を根から切り取り、乾燥させて平たくした状態のものを編み込んでいきます。茎は春(5月ごろ)から夏(8月ごろ)にかけて収穫されます。大きいサイズのかごには長めの茎が必要とされるため、少し収穫を遅らせてさらに成長するのを待ってから刈り採ることもあります。作り手は地域により異なりますが、編む技術に長けた人が先生となり周りの人に指導しながら製作するグループや、家族3世代で編む人たちなど。村ごとにだいたい4〜5人のグループで作られていることが多いようです。ほとんどの方にとってかご作りは専業ではなく、稲作など農業の合間に作られることが多く、編み手は高齢世代が多いのが現状です。若い世代の編み手が少ないながらも、今、改めてタイ国内でも、こうした自然素材製品の良さが見直され、若い人たちがかごを手に取るようになってきているとのこと。こちらのページでは、「カチュー」製、蓋付き、長方形のコンパクトな整理かご「S、M、L」3サイズをご紹介します。*少し大きめの長方形をした整理かごも、別ページでご紹介しています。タイ カチュー 整理かご 蓋付き レクタングル S/M 2サイズこちらの「レクタングル」型は、横に長く、長方形をしているのが特徴です。カチュー製のレクタングル型の中では、比較的小さめの作りです。かご側面の編み目は、日本で「あじろ編み」と呼ばれる編み方と同じです。平たくした茎を交互に編み組んでいき、一枚の「ござ」ぐらいの大きさに仕上げたものを、かごの形に成形していきます。水辺から伐り採ったカチューの茎は、粘土質の泥を塗り込んで3〜5日ほど天日干しされます。そうすることで、素材に粘りと湿り気を持たせて乾燥による割れを防ぐことができ、素材としての強度が増すとのこと。また、かご作りの最後の工程として、かご表面全体に糊付けをします。こちらもカチューのかご作りにおいては欠かせない、丈夫なかご作りのための工程であるとのこと。ござ状のものをかごに成形し、縁部分は胴部分を編み上げたひごを折り返し、内側に編み込んで留めています。上からみた縁部分です。縁も薄くすっきりとした仕上がりです。蓋はスッとスムーズに開け閉めできます。かごの底面裏側です。底面もきれいな仕上がりです。それでは、サイズごとにご紹介します。こちらはSサイズです。こちらはMサイズです。どちらのサイズも、蓋は浮かせるように閉めることもでき、ある程度高さの調整ができます。ホコリを避けたい、カメラやコード類など、電化製品をしまっておくのに重宝します。こちらはLサイズです。しまっておきたい季節外のマフラーなどの小物も、ホコリを避けて保管できます。カチューのかご表面に塗られた糊は、形崩れを防ぎ、日用品としてのかごの強度を増すための必要な加工であり、いかに丈夫なかごを作るかを常に考えている作り手の方の知恵でもあります。糊はよく乾燥させてありますが、ごくまれに肌の敏感な方が触れることで赤みなどの反応が出ることもございます。気になる方はかごの中に一枚布や紙を敷くなどしてご使用になるのもよいかもしれません。幅を取らずスリムな形ですので、棚に置くときにも並べていくつも置そうです。形崩れせず、床置きでも棚に置いても使える整理かごはさまざまなシーンで活躍することと思います。いずれかお好みの大きさをお選びください。<タイ・カチュー(水草)細工について>気候でいうと、一年が雨季と乾季に分けられる熱帯気候に属するタイ。タイの国土は象の顔に似ていると言われることがありますが、その「鼻」部分にあたるマレー半島。そこに位置するタイ南部は少し気候が異なり、季節により南西(太平洋方面)から、または北東(インド洋方面)から吹く季節風(モンスーン)の影響で他の地域に比べて雨の降る時期が長く、乾季が約2か月のみと短いのが特徴です。「カチュー」はその高温多湿の環境にあるタイ南部の沼地に生息する草の名前で、現地の人たちはタイ語でそのように呼んでいます。雨量の多いタイでは洪水が起こることも多く、そのために年によってはカチューが流されたり傷んだりして、不作となることもあります。タイ国内外でカチューのかご需要が高まっている中、かご作りのための材料確保は作り手の方々にとって悩ましい問題ともなっています。こちらでご紹介する「カチュー細工」は主にマレー半島東側のタイ湾に面したスゥラターニー、ナコーンスィータマラー、パッターニー、ナラーティワーなどの県で作られたものです。