ウイルスの意味論 生命の定義を超えた存在/山内一也【1000円以上送料無料】

현지 판매가격(엔)
3,080 엔
원화 판매가격(원)
29,550 원

총 금액 : 0원


著者山内一也(著)出版社みすず書房発売日2018年12月ISBN9784622087533ページ数239,30Pキーワードういるすのいみろんせいめいのていぎお ウイルスノイミロンセイメイノテイギオ やまのうち かずや ヤマノウチ カズヤ9784622087533内容紹介ウイルスとは何者か。その驚くべき生態が明らかになるたびに、この問いの答は書き替えられてきた。ウイルスは、数十億年にわたり生物と共に進化してきた「生命体」でありながら、細胞外ではまったく活動しない「物質」でもある。その多くは弱く、外界ではすぐに感染力を失って“死ぬ”。ただし条件さえ整えば、数万年間の凍結状態に置かれても、体がばらばらになってしまったとしても“復活”する。ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。一部のウイルスは、たびたび世界的流行を引き起こしてきた。ただしそれは、人類がウイルスを本来の宿主から引き離し、都市という居場所を与えた結果でもある。本来の宿主と共にあるとき、ウイルスは「守護者」にもなりうる。あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を与えている。私たちのDNAにもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれており、一部は生命活動を支えている。ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、生物と無生物の、共生と敵対の境界が曖昧になっていく。読むほどに生物学の根幹にかかわる問に導かれていく一冊。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1章 その奇妙な“生”と“死”/第2章 見えないウイルスの痕跡を追う/第3章 ウイルスはどこから来たか/第4章 ゆらぐ生命の定義/第5章 体を捨て、情報として生きる/第6章 破壊者は守護者でもある/第7章 常識をくつがえしたウイルスたち/第8章 水中に広がるウイルスワールド/第9章 人間社会から追い出されるウイルスたち/第10章 ヒトの体内に潜むウイルスたち/第11章 激動の環境を生きるウイルス