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仲條正義[著]メーカー:アルテスパブリッシングISBN:9784865592467PCD:246四六変 厚さ1.4cm 210ページ刊行日:2022/01/25「デザインは遊びだ。野暮や退屈になったらおしまい」半世紀以上にわたって日本のグラフィックデザインをリードしてきた名匠、仲條正義のオーラル・バイオグラフィー(口述自叙伝)。キャリアを振り返りながら、デザインとはなにか? を自ら語ります。資生堂のPR誌『花椿』のアートディレクターを40年以上務めたほか、同パーラーのロゴとパッケージデザイン、銀座松屋や東京都現代美術館、カゴメなど数多くのロゴをはじめ、斬新で粋なデザインを世に送り続けてきた仲條は、今年10月に惜しくも他界しましたが、最後に遺したのがこの自伝的デザイン論です。巻頭にはホンマタカシ撮影の著者ポートレートと、32頁にわたって『花椿』など主な仕事をカラーで掲載しています。クリエイター9人が仲條との仕事とデザインを語る「仲條正義と私」も収録!穂村弘(歌人)・ホンマタカシ(写真家)・篠山紀信(写真家)・後藤繁雄(編集者)・山本ちえ(スタイリスト)・三浦憲治(写真家)・平山景子(編集者)・高橋歩(クリエイティフ゛テ゛ィレクター)・伊藤佐智子(ファッションクリエーター)◎著者プロフィール仲條正義(なかじょう・まさよし)1933年東京生まれ。東京藝術大学美術学部図案科を卒業後、資生堂宣伝部を経て、1961年に仲條デザイン事務所を設立。資生堂の企業文化誌『花椿』のアートディレクターを40年以上務めたほか、資生堂パーラーのパッケージや松屋銀座、東京都現代美術館のロゴなどを手がけた。98年に紫綬褒章、2006年に旭日小綬章を受賞。2021年10月26日没。◎目次カラー口絵「Nakajo Works」第一章 『花椿』のアートディレクターになるまで 大工の息子に生まれて、戦争を体験する 中学でデッサンに夢中になる 藝大時代の財産は同級生 日宣美の奨励賞を受賞する 学生時代にプロの現場でアルバイトを始める 資生堂に入社するが、生意気な社員だった 資生堂を三年、デスカを一年で退社 仲條デザイン事務所を設立 『花椿』の仕事が舞い込む[仲條正義と私]平山景子「ゆるぎない仲條イズムと『花椿』と共に」高橋歩「きれいにやりすぎるなというアンチテーゼ」第二章 デザインは文字である 文字組みは音楽だ カレンダーをデザインで面白くする アルファベットは勝手にやるしかない デザインが歌になる感覚 日本語の特殊性を考える 興味さえあれば読んでもらえる 読者の目を引くための違和感 手書きで書体をつくる方法 日本人デザイナーが目指すべき文字 ロゴにも流行がある 突っ込みどころのあるデザイン 優れたフォントは歴史を伴って生まれる[仲條正義と私]後藤繁雄「美しい矛盾」穂村弘「仲條さんはひとりだけ違う作業をしているのかもしれない」第三章 デザインを完璧にしない 雑誌はイメージで読者の目を引くこと デザイナーの個性は体質や手垢のように出るもの アイデアは井戸の水のように汲んでも枯れずに出てくる デザインを論理的に詰めることに違和感を持つ イメージを押しつけるのは野暮 迷うことが嫌いだ カメラマンには教養が重要 映画はイメージで見る ポスターは下手くそ イメージを高いレベルで定着させる大変さ 借りた写真はレイアウトで鈍くなる 僕は広告が合わない[仲條正義と私]篠山紀信「ちゃんとした世界じゃないものは、ちゃんとした世界じゃない人に頼む」三浦憲治「完成度に厳しいのに、現場では全然厳しくない」第四章 『花椿』は強度の高い遊びだ 雑誌は視覚で語るもの シェイクスピアをお題に遊ぶ パリ・ロケは現地でアイデアを変えた キャスティングありきのリトアニア・ロケ 作家性の強い写真家でイメージをつくる 映画仕立ての写真の訴求力 ロンドンのクラシックとアヴァンギャルドの両面を撮る ハワイでポパイを遊ぶ SF映画をネタ元に、粗さがばれないように暗いイメージで撮る 映画的設定を用いるのは、雑誌を活き活きさせるため ホテルをテーマに徹底的に遊びの世界をつくる ロンドンで、透明人間が服を着たようなファションを撮る ハワイのホテルから一歩も出ないで言葉のアートを撮る 帽子デザイナーの創造性を最大限活かす ふざけた和風スタイリングを柔らかいトーンで仕上げる コム デ ギャルソンとの良い関係性から生まれた東京タワー遊び エンターテインメントにしないと雑誌ではない[仲條正義と私]伊藤佐智子「ファッションは移ろい、デザインは情け」山本ちえ「媚びずに、自分の偏屈を通す」ホンマタカシ「自由で贅沢で奇跡的な仕事」第五章 理屈だけのデザインは退屈だ デザインは知恵 デザインはゲーム デザインは突き抜けないと、野暮になる 遊びがデザインの潤滑油 新人はフレッシュなことをやらないといけない 個性と人間性は別。我が強すぎると邪魔になる 展覧会は自分らしさを出せる機会 退屈と感じたらおしまいマエストロの知恵とユーモア──編集者あとがき