酸っぱいブドウ/はりねずみ (エクス・リブリス) [ ザカリーヤー・ターミル ]

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エクス・リブリス ザカリーヤー・ターミル 柳谷 あゆみ 白水社スッパイブドウハリネズミ ターミル ヤナギヤ アユミ 発行年月:2018年02月24日 予約締切日:2017年12月26日 ページ数:218p サイズ:単行本 ISBN:9784560090558 ターミル,ザカリーヤー(Tamer,Zakaria) 1931年シリア・ダマスカス生まれ。小学校卒業後、13歳から製鉄工として働くかたわら図書館の本を濫読し、独学で教養を培う。1950年代末から短篇小説を書き始め、「詩(alーShi‘r)」誌の編集者・詩人のユースフ・アルハールの激賞を受け、『白馬のいななき』(1960)で文壇デビュー。個人の人間性と自由を蝕む社会への鋭い諷刺を含む短篇集『十日目の虎たち』(1978)などの刊行により国際的にも知られる存在となるが、言論・思想に厳しい制限が加えられるシリア国内で活動を続けるのが困難になり、1981年英国オックスフォードに移住。その後もアラビア語で創作を続け、11冊の短篇集を刊行したほか、児童文学、ジャーナリズムの分野でも活躍。「第一回アラブ短篇小説のためのカイロ会合」賞(2009)、「マフムード・ダルウィーシュ自由と創造」賞(2015)など受賞多数 柳谷あゆみ(ヤナギヤアユミ) 1972年東京都生まれ。慶應義塾大学文学研究科後期博士課程単位取得退学。公益財団法人東洋文庫研究員。上智大学アジア文化研究所共同研究員。歌人として第一歌集『ダマスカスへ行く 前・後・途中』(2012年)で第五回日本短歌協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 酸っぱいブドウ/はりねずみ 『酸っぱいブドウ』ー「短剣に斃る」:強欲で乱暴で慎しみを欠き、くせ者揃いの住民で知られるクワイク街区。そこに暮らす片耳の男ヒドゥル・アッルーンは、自分の伴侶のように大事にしていた短剣を警察に没収されてしまう。「隘路の外衣」:クワイク街区を抜けて近道しようとしたムフスィン・ファーイルは、黒い外衣をまとった女に道を訊かれる。知らないと答えると、突然その女の兄を名乗る男に因縁をつけられる。「ハッラーウの末路」:床屋のサイード・ハッラーウは店を閉め、謎の黄色い錠剤を売っている。錠剤には魔法のような効能があり、街区に住む男たちは次々と中毒に陥るが、その成分や製造方法は誰にもわからない。「八時」:ハナーン・ムルキーは一時間刻みで約束をこなす。正午には公園、一時にはある家、二時にはカフェ、三時には映画館、五時には婦人服店、六時にはレストランへ…多忙な娘ハナーンが八時に帰宅するまでの半日を追う。『はりねずみ』ー両親と兄と暮らす6歳の「僕」は、大人にいたずらを仕掛け、質問攻めにして困らせるのが大好き。シリアの子どもの殺伐とした日常をコミカルかつシニカルに語る。 本 小説・エッセイ 外国の小説